私のお気に入り紹介 ~図書館編~

ブログ

前回投稿から随分過ぎてしまいましたが、心機一転、再開していきます!

施設名:こども本の森 神戸  

設計者:安藤忠雄

神戸にある、「こどものための図書館」です。

外観はコンクリート打ち放しのスッキリしたデザインで、建物の中央付近が二層吹き抜けのガラス張りとなっています。ゆるやかにカーブする細長い円弧上の建物を薄くシャープに張り出した庇(屋根)が強調しています。

面白いのは、一目で安藤忠雄の設計と伝わるのはなぜか。安藤忠雄と言えば、コンクリート打ち放しですが、他にもコンクリート打ち放しの建築は沢山あります。幾何学的な形態と直線或いは円弧との衝突みたいなデザインは他の建築家とは違った特徴が潜んでいるらしく、言葉ではうまく言えないのですが、斜めの使い方が特徴的だなと思います。この、壁から突き出したガラスがまさにそうで、内部の空間を斜めに走るデッキがそのまま突き抜けているわけです。こういうの、好きですよね。でも、造るのはとても大変だと思います(笑)

僕が建築をはじめようと思ったときに、知っていた建築家の名前は安藤忠雄くらいで、とりあえず、安藤忠雄の本を読んでみて、安藤忠雄の建築を見て回ってみようと一人で電車にのってちょこちょこ出掛けたのを思い出します。話が逸れましたので、建物の中へ…。

内部に入ると、「本の森」という名の通り、壁一面の本が出迎えてくれます。

エントランスから細い路地を抜けて奥へ進むと、二層吹抜けの壁面に本がずらり。う~ん、楽しい。

さらに行くと左手に2階への大階段が、右奥にはスロープが下へと延びていて、洞窟探検にでも行くようなワクワク感が。こういう上下の動きが建築にあると楽しいですね。

階段からの眺め。

本は15のテーマに分かれていて、どれでもすきな本を自由に手に取って読むことが出来ます。

こどもの本がメインなので、表紙の絵が見えるように並べてあります。でもこれ、収蔵能力はおちるので、バランスが大事に。高い所は見せて、低い所は背表紙をみせて並べる部分も。

2階の通路と空中に浮かぶデッキ。ダイナミック。吊っている部材が細い!

スロープを下った先にある半地下のたまり。2階とは吹抜けでつながっています。

休憩室。トップライトの光が落ちる、静謐な空間です。

一日ずっとここで本を読んで過ごすのも良いな~。

半地下から出入口方向をみる。緩やかなカーブが良い。

シンプルな形もやり方(組み合わせ)次第で複雑な面白い空間に。勉強になります。

ここは、神戸市の中心地、三宮駅からも近い東遊園地の一角です。後ろに見えるのは神戸市役所。毎年、阪神・淡路大震災で追悼のイベントが行われる場所でもあります。神戸に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー

アーカイブ