美術館が好きで、これまで色々な場所を訪れてきました。
もちろん、展示している美術品等も好きですが、どちらかというと建築のほうに興味があります。それは、栗の木建築の考え方や表現に少なからず影響を与えているであろう建物であり、そんな風に印象に残った美術館を紹介していきたいと思います。
こちらをご覧になって、まだ行ったことがない美術館があれば、ぜひ行ってみてください。また、もう行ったことがある美術館はその時のことを思い出してもらえれば幸いです。
さて、記念すべき第1回目。
まずは、いきなり海外です!(笑)
施設名:キンベル美術館(Kimbell Art Museum)
場所:テキサス州フォートワース(アメリカ)
設計:ルイス・I・カーン
アメリカにある美術館です。
この建物の特徴は、何といってもかまぼこ型の独特な形状とトップライトから落ちるやわらかい光です。コンクリートのボールト天井にトップライトの光を反射させて、なんともいえないやさしい雰囲気につつまれます。いつかこんな光を表現したいと思う憧れの美術館です。実際に訪れてみてそう感じました。
設計は近代建築の巨匠の一人と言われるルイス・カーンですが、建築をやっていない人にはあまりなじみがない名前だと思います。
私も建築を始めるまでは全く知りませんでした。でも、知れば知るほど興味が出てきて実際にアメリカまで来てしまいました…。ルイス・カーンの建築は光の扱いが素晴らしい、といろんな本に書いてありますが、本当にそうだと実感できます。
建築は体験してみないとその善し悪しがわからないことが多いのですが、この美術館の光ほどそう思わせる建物も無いかもしれません。巨匠ってすごいなと思いました。
気軽に行けるところではありませんが、いつかまた訪れたい場所です。
今回はこの辺で。次回をお楽しみに。
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