土間と吹抜けのあるお宅のリフォームです。
今回の目的は主に以下の2点。
①土間部分を床にする。(床の有効スペースを増やす)
②吹抜け部分を有効に活用する。
改修前の写真(左:玄関より、右:渡り廊下の下から吹抜を見上げる)
土間と吹抜けのあるお宅のリフォームです。
今回の目的は主に以下の2点。
①土間部分を床にする。(床の有効スペースを増やす)
②吹抜け部分を有効に活用する。
改修前の写真(左:玄関より、右:渡り廊下の下から吹抜を見上げる)
玄関から続く土間が広い割に、有効に使えていないと感じていたM様。
1階のFLに合わせて床を造り、その下を収納スペースとして改修することとしました。
床下収納の開口部は、既製品に無い寸法を希望でしたので、大工さん(@work is…)に枠を作ってもらいスッキリとした納まりに仕上げました。
また、玄関側は引出しタイプの収納としてデザインしました。
出来るだけシンプルに、無駄の無い形を、色々と考えました。
吹抜けが多いと明るく開放的な空間ができますが、反面、収納や床に使えるスペースが減りますので無駄を感じることもあります。
今回はその課題に対して「透明な床」を採用しました。
格子状に根太を配し、その上に半透明のポリカーボネート板を敷いています。
明るさや、開放感を維持しつつ、そこを有効に使えるように考えました。
天窓からの光が1階まで落ちる時の陰影が、良い具合になっていて、ホッとしました。(笑)
主な目的は上記の2点でしたが、収納が少しでも作り出せればと考えて、階段回りは手摺兼用の収納棚としました。
元々、階段状になっていた手摺に、新しい棚を付け足ししたのですが、こういう取り合いはリフォームならでは。
リフォームの際に大切なことは、こういった「細かい所(既存との取り合い)」をどこまで「イメージ」できるか、ということに尽きると思います。
現場での対応力がとても大事だと、改めて感じた物件でした。