2025.05 新間の住宅リフォーム(N邸)

フルリフォームで建物に新しい価値を

築30年位の民家の改修工事です。

建替えも検討しましたが、急傾斜地という条件もあり、フルリフォームで計画することになりました。

雨漏りや外部の損傷なども少なく、外観はそのままでも良いかと思いましたが、施主さんの「イメージを替えたい」という要望もあり、1階部分には杉板を、2階部分にはガルバリウム鋼板を貼ることでイメージを刷新。和な感じを少し現代風にアレンジしました。

また、今回は断熱性の向上を目的としたサッシの改修を行い、国の補助金も有効に活用出来ました。

  外観(後) 改修前

玄関(後) 改修前

 

階段の改修

改修の目的の一つが、階段を上りやすくすることでした。

改修前は急勾配がネックとなっていました。

 

改修後は、段数を増やし、勾配を緩くしています。手摺もスッキリとしたシンプルなものに変えました。

 

また、階段の裏側が暗くなってしまうのを解消するため、トップライトをもうけ、廊下と一体となるように壁は格子にしました。

空間に広がりができ、また、明るさも確保できました。

大工さんの技で、見事に階段空間が生まれ変わりました。

太鼓梁の活用

改修の主な目的は間取りと設備の見直しでしたが、今回それに+αで天井部分に隠れた太鼓梁の活用がありました。

 

当初計画には無かったのですが、天井を撤去した際に立派な太鼓梁があるとわかり、大工さんと検討開始。

リビングの一部に吹抜けを造り、梁を表す天井に変更しました。

結果的に、古民家風の梁によって動きが出て、空間をダイナミックにしてくれました。

収納スペース

このリフォームでは、収納も沢山計画しましたが、自分のお気に入りは、玄関収納です。

  

可動棚で高さの調整を可能にして、一部はポストの受として延長しています。ここだけは栗の無垢材になっています。

また土間は登呂の家でも使ったモルタル目地切仕上げとしました。

シンプルですが、ちょっと拘りのある玄関収納になったかと思います。

玄関収納はキッチンにもつながっているので、家事の動線がスッキリできたのも良かったと思います。

もうひとつ、ライブラリーと名付けた収納空間があります。

リビングの一角、1.5畳ほどの広さですが、こども達がここにこもって、本を読んだりおもちゃで遊んだりできるスペースです。

 

栗材の床に併せて、ベンチも造りました。気に入ってもらえると嬉しいです。