静岡市内で、古民家改修工事の設計をお手伝いしました。
今回の改修の目的は、①寒さ対策、②床のきしみ対策 の二つが主でした。
■既存外観
既存の外回りの建具は木製ですきま風がひどかったので、アルミサッシにて改修。
西面外観改修後
また土台回りは傷みがあったので、縁側は床を外して貼り替えました。
縁側床下改修中 縁側改修後
床のきしみは部分的に床下を補強して改善しました。
それから、補強の意味も込めて部分的に壁を作っています。
内部壁新設部分
古い家の特徴でもありますが、伝統的な家は開放的に使えるというメリットと構造的な弱さというデメリットがあります。
こういった特徴を、現在の技術でうまくカバーし、快適で住みやすい家にすることで、これから先も長く住み継いでいけるのではと思います。
玄関土間 勝手口(アルミ製引戸)
玄関や水回りにも少し手を加え、工事は無事に完了しました。
今回は、断熱改修等も行ったため、県産材の補助金に加えて、こどもみらい支援事業の補助金も活用することが出来ました。
今後もリフォームで使える補助制度は、出来るだけ積極的に採用していきたいと思います。