2021.10. N邸浴室改修工事

浴室回り改修工事

住宅の浴室・洗面等の改修工事です。

離れにある使用頻度の低い浴室・洗面が老朽化してきたため改修することになりました。

当初は、あまり手を付けずに改修する予定でしたが、色々と打合せをすすめるなかで、間取りを変えて動線も整理した素敵な浴室が完成しました。

    

拘りポイント

浴室(元洗面)

置き型の浴槽タイプにして、内部仕上をタイル張りと桧の板貼りにしています。
床は、冷たさを軽減するサーモタイルを採用。また、木を使うことで温かみのある空間としました。
さらに、天井に浴室換気暖房機を設置することで、換気と寒さ対策が出来るようにしています。

洗面(元浴室)

カウンターは無垢の木で造作しました。
埋め込み式の洗面は施主さんの要望で、下のちょっとした引き出しにも収納ができるようになっています。
また、鏡の裏には、ニッチ形式の収納をつくり空間を広くする工夫をしています。
床、壁、天井に桧の板を採用しています。
こちらも県産材の補助金制度を活用しています。

建具

二か所ある引き戸の一つは、既存の洗面所に使われていたガラスを再利用した建具です。
ただ壊して新しくするのではなく、思い出の継承をしていくのも大切なことだと考えています。
また、もう一つの扉には明り取りの窓があり、浴室をデザインしたオリジナルのガラスが嵌められています。